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出雲IT企業バスツアー

IT企業は都会だけ・・・なんて思っていませんか?
実はここ出雲市にもたくさんのIT企業があるんです。
今回は就活生の皆さんと一緒に市内のIT企業を一気に見学できる「出雲IT企業バスツアー」の様子をお届けします!

いざ出発!

時刻は午前9時。
集合場所の出雲コアカレッジには既に参加者の学生達が集まっています。
今回、西は江津市、東は松江市からと出雲市以外の学生達も参加しています。

集まった出発前の学生達の様子。男子5人と女子1人で市役所のスタッフから名札を受け取っている。
<出発前の学生達>

バスに乗り込んで、さっそく出発です!
今日見学する企業は合計5社。個別に会社訪問しようと思うと中々大変な数です。
それを1日で回れるとは、なんと効率的なツアーでしょうか!

バス。ツアー名を記入する札には出雲IT企業バスツアーと記載してある。
<松江市出発と出雲市出発の2台で回ります>

就活生にとって非常に魅力的な出雲IT企業バスツアー。いったいどういう目的で始まったのでしょうか。
担当者の方にお話をお聞きしました。

<出雲市経済環境部商工振興課の濱村さん>
<出雲市経済環境部商工振興課の濱村さん>

このバスツアーの目的は、まず大きくふたつです。
一つ目は市内のIT企業を多くの学生に知ってもらいたいということ。
二つ目は就職活動が本格化する前に学生の皆さんに「就活」を意識してもらいたい。自分にとって遠い未来ではなく、もっと身近なことであると感じてもらいたいということです。
最終的に出雲のIT企業に就職してもらって、出雲の経済の活性化につながればと考えています。

-このバスツアー今年で3回目ということですが、初回から変わってきたことがありますか。
大きな変化は参加者が増えていることです。今年は31名と過去最高人数の応募がありました。
また回を重ねるごとに学校との連携が取れてきて、学校の方から学生にバスツアーの周知をしてくれたりと周りの理解や協力が増えてきているのも嬉しい変化です。
実際にバスツアーに参加して、そこで出会った会社に就職したという学生の話も聞きます。

-今後のバスツアーはどんな内容を考えていますか。
今は専門学生、大学生、大学院生を対象に2月頃に開催していますが、今後はターゲットを拡大して、高校生向けのイベントも開催したいと考えています。
内容も高校生の就職活動を直接支援するものばかりでなく、卒業した後、進学や就職を経た後の選択肢として「そういえば地元に良さそうな企業があったな」と出雲の企業を思い出してもらえるような、そんな企業の魅力が伝わるイベントをと思っています。

確かに「就活」と言われても、とにかく大事、大変といった漠然としたイメージが先に浮かんで、仕事選びや働くことに対する具体的なイメージがつきにくいのは事実ですね。
バスに乗り込んだ皆さん。乗り込む前の和やかな雰囲気とは変わって、1社目の見学を前に、どこか緊張しているように感じます。

目的地に向かうバス車内

ツアー開始!

今回見学するのはこちらの企業です。
1社30分という短い時間でしたが、どの企業の皆様も丁寧に説明してくださいました。
学生たちも普段なかなか知ることのできない企業の「中」の部分に興味津々の様子です。

ランチタイム

なんとこのツアーお昼ご飯付きなのです!
いっぱい食べて午後の見学に向けエネルギー補給です。

昼食をとる学生達
食べ終わって笑顔の学生達
<緊張も解けてリラックスした様子です>

最後は交流会で根掘り葉掘り聞いちゃいましょう!

まずは今回見学できなかった「株式会社イーグリッド」と「三島笑会」。
そしてバスツアーの企画運営を出雲市と協力している「チーム出雲オープンビジネス協議会」の紹介です。

株式会社イーグリットロゴマーク
三島笑会ロゴマーク
チーム出雲オープンビジネス協議会
チーム出雲の説明を聞く学生達
学生からの質問に答える三島笑会代表
<学生からの質問に答える三島笑会代表/三島氏>

お待ちかねのトークタイムです。
各社の若手社員が各テーブルを回り、学生たちとテーマ無しのフリートークを行います。
学生たちは聞き足りなかったこと、新しく知りたくなったことなど、社会人の先輩たちにどんどん質問していきます。

フリートークタイムの様子
学生の質問に答える社会人1
学生の質問に答える社会人2
学生の質問に答える社会人3
学生の質問に答える社会人4

参加してみてどうでしたか?

  • 高校3年生 男性  出雲で育ってきたけど、地元企業については知らなかったしITについても知らなかったので今日5社見させてもらって、それぞれの違いだったりとか、「地元にこういう企業があるんだ」と思ったので参加したのは良い機会だった。
      いろんな分野を見て、実際に行ってみたり話を聞いて自分に合った企業を見つけたいと思った。

  • 専門学校1年生 女性  1日でいろんな企業を回って出雲の企業について知れた。それぞれの企業の特色を知れてよかった。これから就活を始めるので参考になった。
      有休が30分単位で使用できることを初めて知った。
      これからの就職活動で自分と合う企業を探していきたい。

  • 短期大学1年生 男性  沢山企業を回って、会社ごとに雰囲気や重点を置いている部分が違った。参加してよかった。
      「気合が入る仕事」という話が印象的だった。

  • 大学院博士課程 男性  今日のようなイベントに参加する機会を与えてくれてとても嬉しい。
      エンジニアの方と話ができてよかった。サーバールームなどを見ることができて面白かった。

  • 専門学校1年生 男性  一気に5社を回れるということで非常に良かった。
      一人だと中々たくさん質問できないが、大勢で見学するので他の人がした質問で知らなかったことを知れたりしたので、そういった意味でも沢山の情報を知ることができた。

  • 専門学校1年生 男性  いろんな企業の話を聞いて選択肢を広げることができた。
      こういう機会を逃さないように、会社を見て、自分に合った企業を選べたらいいなと思う。

就活を頑張る学生たちに社会人の先輩からアドバイスをお願いします!

  • 株式会社シーエスエー 入社1年目 男性  私は企業の情報収集に特に力を入れました。
      ITの知識がない未経験での就職活動だったので、未経験でも受け入れてくれるのかという点はとても重要でした。
      今の会社は雰囲気が自分に合っていて、かつ先輩にも未経験の人がいらっしゃったので、安心して決めることができました。
      それも自分の目で見て、足を運ばないと分からないことがあったので、会社訪問は是非してください。

  • 株式会社エスティック 入社12年目 男性  これから就職活動をしていく中で、いいなと思う企業がいくつも出てくると思います。
      その時、本命の企業があるならばその企業の面接を1番に行くのではなく、別の企業をいくつか経験してから挑んだほうが良いです。初めての面接はどうしても緊張してうまく喋れないので、言い方はよくないけれど、本命以外で先に練習というか慣れてからをお勧めします。

  • 株式会社島根情報処理センター 入社7年目 女性  よく資格の有無を気にしている学生がいますが、現場では資格の数より本人の仕事への姿勢ややる気の方が大事です。
      入社前にその企業が使っているプログラム言語やITの知識を知っておくと仕事が始まってからが少し楽かもしれません。

  • 株式会社島根情報処理センター 入社1年目 男性  企業を選ぶ際はしっかりと情報収集をしたほうが良いです。
      業務の内容から残業の有無もそうです。僕は休日の数とか夏休みがちゃんととれるのかとか、そういった質問もしました。実際に今年の夏は夏休みをもらうことができました。

  • 株式会社日本ハイソフト 入社1年目 女性  私は出雲に就職したいという気持ちが強かったので、面接のときに出雲大好きアピールをしました!
      実際の業務は先輩たちに教えてもらいながらやっていけるので、未経験でもやる気と気持ちで飛び込んでみるといいと思います。

  • 株式会社エスティック 入社5年目 男性  面接はうまい人苦手な人がいると思うが、上手に話せなくても練習してきたかどうかというのは見れば絶対分かります。それは仕事も同じでしっかり練習や準備をした仕事は、それが分かります。
      なので練習はしたほうが良いです。

最後に

出雲市では今回のようなバスツアーの他に就活に役立つイベントを多数開催しています。
是非ご参加ください!

ご協力頂いた企業、社員の皆様ありがとうございました!
就活生の皆様、就活本番も目の前に迫りましたが、自分の理想の将来を目指して一緒に頑張りましょう!