2024年12月23日
令和6年11月21日(木)出雲市役所くにびき大ホールにて、外国人住民の雇用に関する事業者向けセミナーを開催しました。
はじめに、一般財団法人日本国際協力センター 多文化共生事業部就労支援課兼日本語教育課 課⾧ 齊藤 牧様に、「多文化共生って?~外国籍人材を雇用する企業に求められる視点から~」と題してご講演いただきました。
外国人を採用するうえでの制度、メリット、募集と面接の方法、手続きなど、一通りの流れをご講義いただき、また定着のために日本語でのコミュニケーションの仕方、家族や従業員へのフォローなど具体例を交えてわかりやすく説明していただきました。
短い時間の中で多くのポイントについて触れていただき、また参加者同士の意見交換の場もあり、すでに雇用されている企業様も今の取組みの振り返りや、新たな発見があったようです。
次に、事例発表1 八雲警備保障株式会社 代表取締役社長 漆谷 悦男様に、外国人雇用の実例について発表いただきました。
同社では、現在ブラジル国籍の方を3名雇用されています。創業2年目から外国人雇用を始め、最初は何でもウェルカムという状態で受け入れたが、日本語でのコミュニケーションや労働条件の理解など、最低限押さえるべきところを徐々に見つけていって、現在は通訳の方に定期的にサポートしてもらうなど、定着にも工夫をして取り組んでおられます。
次に、事例発表2 美建工業株式会社 取締役管理部長 金平 京子様に、外国人雇用の実例について発表いただきました。
同社では、現在ブラジル国籍を含む3名の方を雇用されています。出雲市の合同企業説明会や企業別日本語研修などの制度をご活用いただき、マッチングと定着に成果を出されています。外国人当人のフォローだけでなく、日本人従業員の意識改革などにも取り組まれているところが工夫されていました。
最後には、出雲市役所産業政策課の担当者より、外国人住民の就労・定着支援について説明がありました。
参加者からは、
・情報交換ができ、現在取り組んでいることの振り返りもできた
・他業種の方の経験談を聞けて良かった
・様々な制度を上手に使っていきたい
などの感想が寄せられました。
出雲市では令和7年1月19日に「外国人住民対象の合同企業説明会」の開催を予定しております。